オーストラリアでは、病気への認識を高める、またはリサーチ基金の募金活動のためにスポーツを始めとするイベントを開催することが多い。その中の一つ、Stay in Bed Dayを紹介する。6月28日、Stay in Bed Dayというイベントが南オーストラリア州で開催される。これは、ミトコンドリア症を理解し、リサーチ基金を作るための一日イベントだ。ミトコンドリア症は、ミトコンドリアの機能不全で、発症部位によって症状が異なる。特にエネルギーを必要とする部位である脳や心筋などで多く発症するが、様々な臓器でも発症するため、日常生活に支障をきたすことが多くなる。200人に1人の割合でミトコンドリアが体内で何かしらの影響を与えていると言われているが、症状としてでない場合も多く次世代で症状が出るという場合もあるだけに遺伝子レベルでの疾患となっている。エネルギーの代謝が悪いことはわかっているため、休息をとることが病気の進行を和らげることになる。イベントのタイトルStay in Bed Dayは、ベットの中で休息をしようという日。ベットの中で休息ができない場合は、学校や会社でパジャマを着るなどの参加でもいいし、募金だけでも構わない。大事なのは、参加することで病気への認識を高めることだ。主催はミトコンドリア症財団、協賛はベッドやリネンの販売会社となっている。動画では、患者などが病気を紹介し、見ている人に病気と闘う姿を知ってほしいという姿が映しだされている。
