男子テニスツアーのメンフィス・オープンは現地13日、男子シングルス準々決勝に錦織圭が登場し、世界ランク156位のクライチェックを4-6、6-3、6-4で下し準決勝に進出した。
現在メンフィス・オープンは2連覇中の錦織。3連覇を目指し臨んだ今年は、初戦でガットのテンションが合わず地元アメリカのハリソンに思わぬ苦戦。3-6、6-3、6-4で逆転勝ちした。
準々決勝でも先にセットを落とす苦しい立ち上がりだったが、第2セットは相手のダブルフォルトでブレークし奪い返す。第3セットは第1ゲームでブレークし幸先の良いスタートとなったが、第8ゲームにブレークバックを許し追いつかれる。それでも勝負所で勝ちきる強さを身に着けた錦織は、直後の第9ゲームで再びブレークに成功。
セットカウント2-1で準決勝に駒を進めた。
3連覇に向け1歩前進した錦織に、ファンは「ガンガンシードダウンするなか、錦織は『安定の』逆転勝ちでベスト4」「勝つには勝ったけど内容がよろしくなかった」「苦戦しても結局は勝ち抜くのが実力者」「スロースタート癖は直さないと、グランドスラムで厳しいな」「ヤマ場続きですか、がんばれ!」などの声が寄せられている。
準決勝の相手はサム・クエリー。身長198センチの身体から繰り出す破壊力抜群のサーブが持ち味の、ビッグサーバーだ。錦織は過去クエリーと5度対戦し2勝3敗。今大会で星を五分に戻せるか。
《岩藤健》
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