過去9度対戦し7度フルセットまでもつれてる相手。最近4連勝中と相性はいいが、フルセット以外の対戦はフェレールのストレート勝ちと油断ならない。
錦織は立ち上がり少し固いところを見せ、左足に貼ったテーピングの影響か顔をしかめる場面もあった。
それでも錦織は素早いフットワークと、今シーズンに向け強化してきたサーブでフェレールを圧倒する。
サーブは最速200キロを計測し、流れがフェレールに行きそうなところでエースを取り、再び引き戻す。
第2セットの立ち上がりは不安定でミスを連発した錦織。ブレークされれば一気にフェレールが牙を剥く恐れもあったが、要所の粘りで渡さない。
ミスはしても、譲れない場面で大崩れしない強さが今の錦織にはある。
フェレールとの高速ラリーも制し、本人も「予想してなかった」と言うストレート勝ち。
グランドスラム2大会連続決勝進出に向け、錦織の調子は上がってきた。
ファンは「ジョコビッチ打倒の1番手。いま最もジョコビッチに近い存在」「ワウリンカとの試合は素晴らしいものになるだろう」「今大会で1番好きな選手」「負けるな圭」「君なら優勝できる」と期待する。
ワウリンカは世界ランク4位。昨年の全豪優勝で大きくポイントを上積みしたが、今年連覇を逃せばその分一気に失う。この直接対決で叩いておけば、全豪オープン終了後に錦織の4位浮上もありえる。
投稿 by ATP World Tour.