23日も快晴のメルボルンで行われた全豪オープン。2回戦で右手の小指を痛め「今までに感じたことがない、蜂に刺されたような痛みだった」と言うフェデラー。貼っても仕方ないとテーピングなどはせず現れた。
2回戦は第1セットを落としたところから逆転で勝ち上がったが、この日もセッピに第1セット、第2セットを連取される。フェデラーは調子が上がらず序盤からミスを連発、さらにセッピが試合後「テニス人生で最高の出来」と振り返る絶好調ぶり。
第3セットは取り返し逆転に望みを繋げたフェデラーだが、第4セットもチャンスを生かし切ることが出来ず、タイブレークに突入する。ポイントでリードしたフェデラーを、セッピもスーパーショットの連続で追い上げ、最後はネットに出てきたフェデラーの横を抜いたボールが誰もいないコートに落ちて決着。
対フェデラー10連敗だったセッピが、大舞台で借りをまとめて返した。
14年ぶりとなるフェデラーの3回戦敗退に「彼がいないなんて何を楽しみにすればいいんだ」「俺の全豪オープンも終わった」「何があってもロジャーを応援し続ける」と悲しみのコメントが寄せられた。
「セッピは一世一代のテニスをした」「みんなロジャーが負けて悲しいのは分かる。だが勝者を称えるべきだ」など、セッピの勝利を祝福するコメントもあったが、多くはフェデラー敗退への悲観的な意見だった。
フェデラーは試合後、敗因を聞かれると「相手が良かっただけ」と答えた。
投稿 by ATP World Tour.