TBSは14日、過去に放送した番組に不適切な演出があったとし、公式サイトに謝罪文を掲載した。
問題の箇所は1月28日に放送された『激闘大家族スペシャル 17歳で産んだ我が娘が17歳でまさかの妊娠…』内の2点。
■「妊娠中の長女がバイクに乗って出かけ、母親からたしなめられるシーン」
長女の妊娠中にあった過去の出来事を、スタッフが母親と長女に依頼して再現してもらったものだが、放送時は再現映像である旨を説明するテロップが表示されていなかった。
出産時の体型を再現するため服の下にタオルなどをを詰めて撮影が行われた。
■「祖父が一家を連れてスーパーマーケットに行き、希望するままに食料品などを買い、一家を支援するというシーン」
スタッフが頼み、いつも行っているとおり再現してもらったもの。こちらも再現映像であることを示すテロップなどはなし。普段使う店が撮影許可降りなかったため、過去に行ったことある別の店で撮影は行われた。
■製作会社に委託したものとの説明だが、批判はTBSに集中
TBSは「この番組は外部の制作会社に制作を委託したものですが、不適切な箇所をチェック出来ずに放送に至った責任を痛感しております」と説明した。
テレビ番組に多少の演出はつきものだが、やらせとの境界は難しい。今回の謝罪にネットでは「これ、『不適切演出』ではなくて『やらせ』だろ」「所詮テレビってこんなもの」「こんなもんでしょ」「この程度で不適切なら他に謝らないといけない番組あるよね」「昔から大家族モノは“演出”という名のヤラセはよくある事で...」など、白けたムードが広がっている。
《岩藤健》
page top