7日に行われたプレミアリーグQPR戦、CBで先発出場した吉田麻也は、味方の負傷により急遽左SBでプレーし、後半アディショナルタイムに決勝点をアシストした。試合はサウサンプトンが1-0で勝利。
吉田の活躍にチームを率いるロナルド・クーマン監督は「彼のような違うポジションでもプレーできる選手がいるのは、監督にとって幸運なこと」と会見で語った。
「クーマン監督(以下敬称略):マヤに『左サイドでも大丈夫か?』と聞いたら、彼は『問題ない』と答えてくれた。これこそチームワークであり、素晴らしいことだ。フローリン・ガルドシュやジョゼ・フォンテクラインや、キーパーも素晴らしい仕事をしてくれた。今日で今季リーグ戦11試合目のクリーンシートだが、これこそが今季好調のカギだと思う」
今日の試合は今シーズン残りの試合を戦う上で、重要な一戦だったとクーマン監督は語った。
「クーマン:我々にとって今日の試合ではプレーの内容と結果を求めることが大事だった。シーズン中には必ずカギとなる場面が出てくるが、今日がそのひとつだった。前節で敗れた後に我々がどういうサッカーをしたいのかを示し、勝ち点3を得ることが重要だったからね。これでリーグ戦アウェー4連勝となり素晴らしい結果だ」
また吉田の早期復帰はチームにとって非常に大きいとも語った。
「クーマン:日本はPK戦の末アジアカップを敗退して残念だったかもしれないが、私は嬉しかった。マヤが戻ってきてくれたし、うちにはアジアカップに行ってこいと簡単に言えるほど、選手がいないからね。それはサディオ・マネにも言えることだ。残りのタフな14試合を戦い抜くための選手たちが、少しずつ戻ってきている。非常に喜ばしいことだ」
《岩藤健》
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