お台場海浜公園で開催されたシクロクロス東京2015、2月8日午後に行われた女子のCL1カテゴリーは全日本シクロクロス女王の豊岡英子(パナソニックレディース)が宮内佐季子(Team CHAINRING)との接戦を制して今大会3度目の優勝を飾った。
CL1は冷たい雨が降り出した直後にスタート。幸先よく飛び出したのは女王・豊岡。序盤は順調に後続との差を開きかけたが、後半疲れからかミスが出始めると2番手・宮内が接近してくる。
最終ラップでは、宮内がついに豊岡をとらえる。しかし、ここから豊岡が最後の力を振り絞り、宮内に約3秒の差をつけてトップでゴール。2012、13年に続く今大会2年ぶり3度目の優勝をつかんだ。3位には坂口聖香(パナソニックレディース)が入った。
豊岡は昨年手術したヒジの状態がまだ完全ではなく、先週チェコで行われたシクロクロス世界選手権の疲れも残したままのレースだった。
豊岡は「あのまま(宮内と)10数秒ぐらいの差で終わるかと思ったら、自分が何回もミスしてしまった。ヒジがよくないんで、だんだん周回重ねるごとに自転車の操縦が不安定になって何回もコケてしまったけど、それも想定内のことでした。追いつかれても、それはそれでおもいしろいなと思っていました。コースは昨年よりランニング部分が増えたので、しんどかったです。時差ボケで昨日は30分ぐらいしか眠れなかったけど、アドレナリンが出たら走れるもんですね」と話し、厳しい条件でのレースも楽しんでいたようだった。
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