三ツ冨士繊維工業は15日、高い耐久性と導電性を持つウェアラブル専用繊維「AGposs T1」を発表した。19日より、大学・研究機関・企業向けに販売を開始する。
「AGposs T1」は、リード線(導線)と同じ機能を持つ高機能繊維。ウェアラブル電極やリード線として利用されていた銀メッキ繊維「AGposs」に、12ミクロンの薄膜被覆を施すことで、1000回以上の洗濯にも耐えられる耐久性と柔軟性を実現した。
シャツなどの着衣に加工し、心拍数、血圧、呼吸量などの生体情報の計測、GPS情報の取得に利用することが可能。参考価格(税抜)は300円/メートル(10,000メートル以上の発注時の参考価格)。
なお、外部からの電波干渉をシールドできるタイプの繊維「AGposs T1Z」も同時に販売を開始するとのこと。価格は350円/メートル。
また同製品は、現在東京ビッグサイトで開催されている「ウェアラブルEXPO」にて展示されている。
《冨岡晶@RBBTODAY》
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