ビッグローブは14日、東京ビッグサイトで開催されている「ウェアラブルEXPO」にて、腕時計型のウェアラブルデバイスの試作品を展示している。
今回のブースでは、リストバンドのアタッチメントとともにスマートウォッチとして展示。本体部分は取り外しが可能で、キーホルダーのようなアタッチメントを取り付けたものもあり、用途はインストールするアプリケーションによってかなり広く使える製品のようだ。
スタッフによると、本体はAndroid搭載の小型のスマートフォンと同じだという。その証拠に本体だけで電話の発信、着信ができる。ディスプレイは1.6インチとまさに腕時計並みだが、Androidスマートフォンのホーム画面も持っており、普通のアプリも動作する。ただ、モバイルネットワークは3Gのみの対応となっている。またSIMは、工場出荷時に本体内に組み込むため、差し替えなどはできない。
ウェアラブルデバイスやIoT用途で考えれば、通信方式が3Gのみでもそれほど大きな問題とはならないと思われるが、搭載されるAndroidのバージョンが4.2と古いのが少し気になるところ。試作とはいえ、セキュリティ対策を考えると4.4以降での製品化を期待したい。
なお、現時点で発売の可能性や料金プランなどは全く未定とのこと。
《中尾真二@RBBTODAY》
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