東京ビッグサイトで開幕した「ウェアラブルEXPO」において、Anicallのブースでは犬などペット用のウェアラブルデバイスを展示し、実際の犬と猫がいっしょにデモを行っている。
デバイスはビーコンで、首輪から送られるデータを飼い主のスマートフォンなどで受信し、健康管理やペットとのコミュニケーションに利用するというものだ。現状のアプリはペットの自己紹介SNSと迷子通知機能のみだが、5月にはジャイロセンサーを使った行動モニタリング機能が追加。7月にはバイタルセンサーを搭載して呼吸や心拍もセンシングすることができるようになる予定だ。
ジャイロセンサーを搭載すると、ペットが今なにをしているか、どんな行動をしているかが分かる。これによって、コミュニケーションを深めようという狙い。バイタルセンサーが搭載されれば、これに心拍などの情報が加わり、行動や感情判断の精度も上がる。
応用はペットとのコミュニケーションだけでなく、アプリ次第で健康管理や老犬・老猫介護にも使えそう。なお、Anicallでは、ビッグデータ収集と解析ソリューションもビジネスの視野に入れているようだ。
同じ技術で牧場や酪農農家の牛の個体管理ソリューションも展開している。
《中尾真二@RBBTODAY》
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