中東のステージレース、2015年ツアー・オブ・カタールのコースが1月14日に発表された。スプリンター向きのステージが5つ、個人タイムトライアル1つの全6ステージで構成され、また横風との戦いにも注意が必要となる。
砂漠の国で2月8~13日に開催される2015年ツアー・オブ・カタールは、今年で14回目でツール・ド・フランスと同じA.S.O.の主催レースである。第3ステージは10.9kmの個人タイムトライアルで、ハンドボール世界選手権が開催される新設のロサイル・スポーツアリーナの周辺が舞台となる。
その他の5ステージは、スプリンター同士の争いが予想されるが、その一方で砂漠を吹き渡る横風での集団の分断にも注意が必要。そのレースの過酷さから、フランドルクラシックの前哨戦として出場する選手も多い。
エティックス・クイックステップは過去9大会で、トム・ボーネン、ニキ・テルプストラらの手により7度の総合優勝を飾っており、今年もこの2人が中心となる。
注目スプリンターはマルセル・キッテル(ジャイアント・アルペシン)、アレクサンダー・クリストフ(カチューシャ)、ペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)、ナセル・ブアニ(コフィディス)、アルノー・デマール(FDJ)、そして新オーストラリア・ロード王者のハインリッヒ・ハウッスラー(IAMサイクリング)ら。
活躍が期待されるクラシックレーサーは、ファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)、ラルス・ボーム(アスタナ)、グレッグ・バンアーベルマート、フィリップ・ジルベール(ともにBMCレーシング)ら。
それ以外にもエドバルド・ボアッソンハーゲン(MTNクベカ)、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、マッティ・ブレシェル(ティンコフ・サクソ)、フィリッポ・ポッツァート(ランプレ・メリダ)らも出場。
また2012年ツール王者のブラッドリー・ウィギンス(チームスカイ)も、自身最後のプロロードレースとなる4月のパリ~ルーベの調整のため参戦する。
◆2015年ツアー・オブ・カタール
第1ステージ:2月8日(日)ドゥハーン~シーライン・ビーチ 136km
第2ステージ:2月9日(月)アル・ワケア~アル・コー・コーニッシュ 194.5km
第3ステージ:2月10日(火)ロサイル・サーキット(個人TT)10.9km
第4ステージ:2月11日(水)アル・タキラ~ウンムサイード 165.5km
第5ステージ:2月12日(木)アル・ズバラ・フォート~マディナ・アシュ・シャマール 153km
第6ステージ:2月13日(金)シーラインビーチリゾート~ドーハ・コーニッシュ 124.5km
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