日本信号は「ウェアラブルEXPO」にて、既存のICカードシステムと人体通信システムを連携させた「elefin(エレフィン)」を利用した入退ゲートのデモ機の展示を行っている。
従来なら読み取り端末にかざす必要があったICカードを、専用のカードホルダに入れて体に身につけて、「踏む」「触る」「座る」だけで入退ゲートが開くというのが、このデモ機の特徴だ。
原理としては、フロアアンテナにのることで、人体をおおっている電界を通して、ICカードのデータを通信するというもの。
セキュリティシーンでは、食品工場などの入退管理に使えば、フードディフェンスと作業の効率化、手を使わないことで衛生面の保持が可能。オフィスビルなら、エレベーターに設置することで来訪者に対して許可していないフロアへのアクセスを事前に防ぐことが可能となる。マンションでもエントランスや玄関に設置することでキーレスエントリーが行える。
「elefin」のシステム構成は、フロアアンテナ、コントローラ、カードホルダ。現在発売中で、今後はこのシステムを応用したり、小型化していくことでセキュリティシーンのみならず、レジャーシーンにも訴求していきたいとのこと。
《小菅@RBBTODAY》
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