主催者提供写真で激闘を振り返ってみる年末企画の最終回は、7月5日から27日まで開催されたツール・ド・フランス。
第101回大会はアスタナのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)が2位に7分以上の大差をつけて初の総合優勝を達成した。
イタリア勢の優勝は1998年のマルコ・パンターニ以来となり、通算10勝目。全21区間のうち19日間にわたって、首位の選手に与えられる黄色いリーダージャージー、マイヨジョーヌを着用するなど、強力なチームのアシスト陣を利して終始安定した走りを見せつけた。
ヨーロッパカーの新城幸也は2時間55分04秒遅れの総合65位で、自身が2012年に記録した84位を上回る日本選手の最上位記録を更新。5度の出場ですべて完走を果たした実力は、大会期間中の存在感を含めてツール・ド・フランスになくてはならない選手となった。
《山口和幸》
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