アワーレコード、4人の挑戦者のプロフィールをまとめ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

アワーレコード、4人の挑戦者のプロフィールをまとめ

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2012年ロンドン・パラリンピックで金メダルを獲得したデイム・サラ・ストーリー
  • 2012年ロンドン・パラリンピックで金メダルを獲得したデイム・サラ・ストーリー
  • ジャック・ボブリッジ
  • 2014年UCIロード世界選手権、男子エリート・チームTTはBMCレーシングが優勝、前列左がローハン・デニス
  • 会見に臨んだアレックス・ダウセットとモビスターのエウセビオ・ウンスエGM
自転車で1時間にどれくらいの距離を走れるかを競うアワーレコード。2014年12月に入り、新たに男女合わせて4選手が公式に挑戦に名乗りを上げている。そのひとりひとりのプロフィールを挑戦日順に見てみよう。

アワーレコードは2014年5月にルールが改正され、トラック競技の中距離種目用の自転車の使用が許可された。これを受けて、イェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)、マティアス・ブランドル(IAMサイクリング)が相次いで新記録を樹立。現在、ブランドルが2014年10月20日に記録した51.852kmが世界記録となっている。

ブランドルに続き、2015年1~2月に挑戦を表明しているのは、以下の4人。

◆ジャック・ボブリッジ(オーストラリア、25歳)
所属チーム:バジェットフォークリフツ
挑戦日:2015年1月31日

2015年1人目の挑戦者は、ボブリッジ。2009年ロード世界選手権のU23個人TT(タイムトライアル)で優勝、トラック競技では2010年世界選手権団体追い抜き優勝、2012年ロンドン五輪団体追い抜き銀メダルなどの実績を残している。また、2011年2月2日にはシドニーで4km個人追い抜きの世界記録4分10秒534を樹立した。

2015年は、オランダのベルキンから地元チームに移籍。ボブリッジの挑戦は、オーストラリア・メルボルンのデアビン国際スポーツセンターで開催されるオーストラリアトラック選手権最終日に行われる。

◆ローハン・デニス(オーストラリア、24歳)
所属チーム:BMCレーシング
挑戦日:2015年2月8日

ボブリッジと一緒に2012年ロンドン五輪でオーストラリアが団体追い抜き銀メダルを獲得したときのメンバーで、また2014年ロード世界選手権では、BMCレーシングのチームTT優勝にも貢献。同年の世界選手権では個人TTでも5位に入った伸び盛りのTTスペシャリスト。アワーレコード挑戦の会場は、フォイクトと同じスイス・グレンヘンのベロドロームスイス。

◆アレックス・ダウセット(イギリス、26歳)
所属チーム:モビスター
挑戦日:2015年2月27日

ダウセットは、2011~13年にイギリス個人TTのタイトルを3連覇したTTスペシャリスト。また難病の血友病患者で、自分と同じ病気に苦しむ人たちに希望を与えたいと挑戦の理由を語っている。ダウセットの挑戦の舞台は、2012年ロンドン五輪トラック競技の会場となったリーバレー・ベロパークである。

◆サラ・ストーリー(イギリス、37歳)
挑戦日:2015年2月28日

生まれつき左手の指がないハンディキャップを乗り越え、パラリンピックでは競泳で5つ、自転車競技で6つの金メダルを獲得した女子アスリート。2003年に樹立された46.065kmの女子アワーレコード更新に挑む。ダウセットの翌日に、同じロンドンのリーバレー・ベロパークで挑戦する。

この4人以外にも、前ガーミン・シャープのトーマス・デッケル(オランダ)も2015年春に挑戦予定。また2012年ツール・ド・フランス王者で現個人TT世界王者でもあるチームスカイのブラッドリー・ウィギンス(イギリス)も、2015年中に挑戦すると予想されている。
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