12月16日、巨人の小林誠司捕手が東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、1000万円増の年棒2500万円で更改した。
今季は1年目であるとともに、絶対的な捕手の阿部がいる中で63試合に出場。阪神とのCSファイナルステージではスタメンマスクをかぶり、11月に行われた日米野球でも侍ジャパンに選出された。その鉄砲肩で度々チームのピンチを救うなど、1年目から確かな存在感をみせた。
「来季は相川との正捕手争いになると思うけど、頑張ってほしい」「守備はいいけど、あとは打撃の方を何とかしないと」「肩はすごくいいよね。阿部も若い頃は肩がすごかった」「阿部がファーストに行くから試合出れると思ったけど、相川が入ったもんな…」「今年いろいろ経験積んだから来年はもっとやれると思う」などと、来季以降の活躍に期待。
来季からは阿部がファーストにコンバートされるため、正捕手としての期待がかかる。また、ヤクルトから加入した相川の存在も刺激だ。相川は、横浜(現DeNA)在籍時代は主に谷繁の控えだったものの、谷繁の中日移籍後には正捕手に定着。その後、移籍したヤクルトでの経験、またWBCや五輪出場の経験もある百戦錬磨のベテラン。その経験と実績は生きた教材となるだろう。
来季以降、小林がいかなる進化を遂げるのか期待がかかる。
《浜田哲男》
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