遊離軟骨は、さまざまな理由から剥がれ落ちた骨片が関節内を動き回り、炎症や痛みが発生するもの。骨の欠片が関節内を動き回る姿から、別名"関節ねずみ"とも呼ばれる。金子は2011年にも遊離軟骨の除去手術を行っていた。
23日に異変に気づき、25日に神戸市内の病院で検査したところ、肘の遊離軟骨が見つかった。11月中に別の病院で再検査を受け、手術が必要となれば早いうちに行う方針だ。
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金子千尋(2014年11月14日)(c)Getty Images
会見で金子はポスティングを断念した時期について、オリックスと代理人を通じて再度交渉した21日のことだったと説明。遊離軟骨とポスティング断念に直接の関係はないとしたが、これが決め手になったのではと噂されかねないタイミングでの発表となった。
オリックスは交渉を一旦中断し、治療を最優先にサポートしていくとしている。
このニュースにファンは、「多少競争に影響は出るやろか」「それでも取りに行く球団は…あるか。 それだけの選手だから」「金子のサポートならポスティングかけてあげろよ」などの意見を寄せている。
また手術に踏み切る場合でも、状況を精査しながらFA争奪戦に参加する構えを見せ始めた阪神には、「阪神のお家芸」「それより鳥谷をどうにかしてほしい」などと感じているようだ。
今季オフの主役として動向が注目されてきた金子。ここにきてさらに慌ただしくなり始めた。