ワールドツアー11チームによる合弁企業Velonのグラハム・バートレットCEOは「スポンサーのみのビジネスモデルは全チームにとって頼りないものだ」と自転車ロードレース界の実情を話し、オンボードカメラの活用などでファンを拡大する方針を披露した。
バートレットCEOは、ナイキ、UEFAなどでスポーツビジネスにかかわってきた経歴を持つ。Velon設立について、プレスリリースを通じて以下のように構想を語った。
「現在の、スポンサーのみのビジネスモデルは全チームにとって頼りないものだ。我々はファンとともに、核心からこれをより成熟したものに変える必要がある。新たな技術的アイデアに投資し、レースからより大きな興奮を生み出し、このスポーツをよりファンに近づけるのだ。この会社は新たな収入源を作り出すために、チームとの共同活動を活用することを目指していく」
「この共同活用は、ファンがこのスポーツから見たいものをより多く生み出すことに役立たせる。すばらしいテクノロジーによって、エキサイティングなレースが生活へと運ばれるのだ。我々が構築しようとしているものが、ファンがチームや選手と結び付くことがより簡単になる好循環を作り出し、チームに信頼性を維持するためのさらに多くの資金を与えることを願っている」
バートレットCEOの語る技術的アイデアにはオンボードカメラが含まれ、その活用を高く評価している。
「統一されたグループ(Velon)によってのみ主催者と交渉でき、実現できた。最初はツール・ド・スイス主催者のIMGと協力し、その後、ツール・ド・フランスのA.S.O.やブエルタ、カレンダー内の他のビッグレースと続けていった」
「新テクノロジーを使い、レース主催者と緊密に仕事をすることで、チームは選手たちをカッコよく見せるすばらしい、今まで見たことがない映像を撮影できた。ファンからの反応は我々の予想を超えていた」
25日に公開されたVelonの紹介動画は、オンボードカメラが撮影した映像を再編集し、その興奮を伝えるものとなっている。
《》
-
-
page top