スキル・シマノ(現ジャイアント・シマノ)などで活躍したオランダ人スプリンターのケニー・ファンヒュンメルが、11月21日に自身の公式サイトを通じて現役引退を発表した。
ファンヒュンメルは、32歳のオランダ人。かつてはオランダのスキル・シマノ、バカンソレイユに所属し、2014年はイタリアのアンドローニ・ジョカトーリに移籍していた。
引退の理由について、ファンヒュンメルは「自分の望むレベルで自転車レースを続けることが不可能になった。今のチームのスポンサー予算不足により、アンドローニ・ジョカトーリはチームを再編成し、イタリア人選手により多くの枠を割くことになった。僕とチームはいい協力関係を築いていたので、残念だ。僕にはいくつか選択肢があって、コンチネンタルチームと交渉した。しかし、最適なものとは思えなかった」と現チームを放出され、自分に適した来季の所属チームが見つからなかったと明かした。
さらに「僕は次のステップへの準備ができている。トップアスリートとしての生活に興味があるし、普通の生活を経験したくはない。年をとるのはいいことだよ。自分のしたいことを形にする方法が、よくわかるからね。よく考えて決断したし、気持ちはすっきりしている。次に来るものを楽しみにしているよ」と新たなスポーツに挑戦する可能性も示唆していた。
ファンヒュンメルは、スキル・シマノ時代の2009年に当時チームメイトの別府史之(現トレックファクトリーレーシング)らとともにツール・ド・フランスに初出場。山岳が苦手ながらも、必死に完走を目指す姿が注目を集めた。
《》
page top