サイクリング・オーストラリア(オーストラリア自転車競技連盟)は11月21日、過去100年のオーストリア人自転車選手から世代を超えてツール・ド・フランスの歴代ベストメンバー9人を選考する興味深い試みを行った。
これは1914年にドン・カーカムとイド・ムンローがオーストラリア人として初めてツール・ド・フランスに出場し、2014年が100周年にあたるのを記念して企画されたもの。この日、年間表彰式のジャイコ・サイクリスト・オブ・ザ・イヤー・アワードで発表された最強チームには、各選手の役割に応じて以下の9人が選ばれた。
総合系選手(2人)カデル・エバンス、フィル・アンダーソン
総合系アシスト(2人)リッチー・ポート、マイケル・ロジャース
スプリンター(1人)ロビー・マキュアン
スプリントのリードアウトマン(2人)ブラッドリー・マギー、マーク・レンショー
オールラウンダー(1人)サイモン・ゲランス
チームキャプテン(1人)フバート・オッパーマン卿
文句なしに総合系のエースに選ばれたのは、2011年にオーストラリア人初のツール総合優勝を達成したカデル・エバンス(BMCレーシング)。もうひとりの総合系選手には1981年にヨーロッパ人以外で初めてマイヨジョーヌを着用し、1982年に新人賞のマイヨブランを獲得したフィル・アンダーソンの名前が挙がった。
彼らのアシストには、現役選手として活躍するマイケル・ロジャース(ティンコフ・サクソ)とリッチー・ポート(チームスカイ)が選考された。
スプリンターには2000年代前半にツール通算ステージ12勝、ポイント賞のマイヨベールを3回獲得したロビー・マキュアン。そのリードアウト役にはブラッドリー・マッギーとマーク・レンショー(オメガファルマ・クイックステップ)が選ばれた。
オールラウンダーは、ツールの山岳ステージとスプリントステージで優秀経験のあるサイモン・ゲランス(オリカ・グリーンエッジ)。
キャプテンには1928年、1931年にオーストラリアチームのエースを務めたフバート・オッパーマン卿が選ばれている。
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