ティンコフ・サクソのキリマンジャロ登山合宿。3日目の11月3日朝、チームの一行が目を覚ますと青空が出迎え、雪をかぶったキリマンジャロ山頂の姿を望むこともできた。
しかし、コンディションは5日間の登山の中で最悪の状況へと変わっていった。この日はラバ・タワー(標高4640m)と呼ばれる峠を越え、さらにバランコ・キャンプ(標高3980m)へと下る厳しい道のり。加えて嵐に襲われ、気温も低下、視界も霧で遮られた。厳しい試練の中、一行はテントの中で暖かいランチをとり、一息ついた。
4日目の11月4日は、最も長い道のりを進むことになったが、ありがたいことに天候は回復。午前中にバランコ・ウォールと呼ばれる雄大な斜面をのぼり、砂漠や月面のような不毛の大地を踏み越えて、午後にバラフ・キャンプ(標高4680m)に到着した。ここから山頂までは一息だ。
チームから届けられた写真・キャンプ編では、テントの中で肩を寄せ合って食事をとる選手たちや雨に打たれるテント、そして晴れ間から見える山頂の様子が見られる。
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