フルームが2015年の目標を語る「再びレースの先頭で戦うこと」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

フルームが2015年の目標を語る「再びレースの先頭で戦うこと」

スポーツ 短信
クリストファー・フルーム(スカイ)
  • クリストファー・フルーム(スカイ)
  • クリストファー・フルーム(スカイ)
  • フルームとコンタドール(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第20ステージ)
  • 総合2位になったフルーム(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第21ステージ)
  • フルーム(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第5ステージ)
  • 第4ステージで落車して負傷したフルーム(ツール・ド・フランス14)
英国のクリストファー・フルーム(スカイ)は、2015年の目標について「再びレースの先頭で戦うこと」と巻き返しを誓っていた。

現在29歳のフルームは、2連覇を狙ったツール・ド・フランスでは手首などの骨折で序盤でリタイアしたが、復帰したブエルタ・ア・エスパーニャではアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)と激しく争い、総合2位と活躍した。チームを通じ、フルームは2014年を振り返り、2015年に向けての抱負を語った。

「来年に向けて重要な目標は、いいコンディションに戻ることと再びレースの先頭で戦うことだ。それが僕にとって大きなモチベーションなんだ。ツールだろうとそれ以外のレースだろうと、それが大好きなことだ。僕はレースが好きだし、先頭で戦うのが好きだ。一緒にいて楽しく、ともに協力できる仲間たちとね。それが、ひとりで何時間も走る冬を乗り切るのに必要なものなんだ」

ケニア出身で現在は英国籍のフルームは、このオフも天候に応じて2つの国を行き来する予定だ。

「いつものように冬の間は、ヨーロッパとアフリカにベースを置くつもりだ。どんな様子か、どんなコンディションか確かめる。それがトレーニングする場所に影響するんだ」

また、10月末のさいたまクリテリウム出場前には、インドへ旅行に出かけたことも明かした。

「インドとヒマラヤを少し旅したんだ。とても独特だったし、楽しかったよ。毎シーズン終了後、リセットし、再調整するのが重要だと思う。実はトレーニングを再開するのに飢えているんだ」

今季のフルームは、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネやツールでは落車で結果を残せなかった。それでもブエルタで好成績を残し、いいかたちでオフに突入することができた。

「誰のキャリアにも、つねに浮き沈みはあると思う。それがスポーツだし、特に僕たちのスポーツはね。予測できないハードルがいっぱいなんだ」

「いいかたちでシーズンを終えられて、とてもうれしい。ツールは残念だったけど、いくつか勝利を挙げられたし、今年については満足できるよ。いろんなつまずきを経験した後、いいかたちでブエルタを終えたことが他の何よりも重要だったね。ネガティブな位置からスタートすることなく、来年に向えるということだから。クリーンな状態で、全力を尽くすよ」

「今年最大のポイントは、ツール序盤の数ステージだ。ヨークシャーでスタートしたことは、絶対に忘れられない出来事だった。すばらしい経験だったよ。前年ウィナーとして参戦し、地元の応援を受けたのは大きかった。パフォーマンスや満足という点では、間違いなくブエルタだと思う。最高の気分だったね」
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