プロ野球は10月27日、その年もっとも優れた先発完投型の投手に送られる沢村賞を発表し、オリックスの金子千尋が全会一致で受賞した。
沢村賞は登板試合数、完投試合数など7項目の基準を設け選出される。昨年は12球団の投手で唯一7項目すべて満たしていた金子だが、6項目クリアながら24勝無敗と圧倒的な存在感を示した田中が受賞。
2年越しの戴冠に金子は記者会見で、先発投手なら沢村賞を目指す気持ちはあると喜びを語った。一方で今年は投球回が基準の200イニングに達しなかったことを悔しがった。
この結果にファンの反応は、
「実際、去年も沢村賞の規格を全てクリアしてたのは金子だったからな」
「やっとって感じやね」
「まぁ、当然だわな」
「去年も沢村賞級の成績だったしな」
「やっと沢村賞貰えるのね」
選考委員からは「他に候補が見当たらなかった。金子か、該当者なし」という声も聞かれた。誰もが納得する日本一の投手となった金子。来季はメジャーも含め所属先が注目される。
《岩藤健》
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