10月25日の2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムで、別府史之(トレックファクトリーレーシング)が2年連続で敢闘賞を受賞した。
終盤にアタックした別府は、一度捕まった後も新城幸也(ヨーロッパカー)とともに逃げる積極的な走りを見せた。最終的には追走集団に捕えられたものの、昨年に続き敢闘賞を贈られた。
記者会見で別府は「捕まった後も、もう1回新城選手と一緒に飛び出した。後ろはすごいメンバーがそろっていたので続かなかったけど、さいたまで積極的な走りを見せられて最高の気分です。(敢闘賞は)獲りにいったというより、前で展開して走るのが僕のスタイルから。賞をもらえたのはうれしいけど、本音は勝ちたかった」と充実した表情で語った。
2014年のさいたまクリテリウムにも多くの観客が詰めかけたが、別府は「今日参加した海外の選手たちも日本のサイクリングが盛り上がっていると言ってくれて、日本をけん引して走っている身としてはうれしかった。日本の人にもっとサイクルロードレースを知ってほしいし、理解してほしい。五輪だけじゃなく、ワールドツアー、ヨーロッパツアー、アジアツアーと行われているので、サイクリングがこれだけすばらしい世界だというのをもっと知ってほしい」と自転車競技のさらなる人気拡大を願っていた。
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