緒方新監督の下で来季の構想を練る広島東洋カープが、2軍投手コーチにOBの佐々岡真司氏を考えていることが分かった。同氏も受諾する方針と見られ、近日中に正式発表される見通し。
佐々岡氏は1989年にNTT中国から入団。先発の柱として活躍したあとは抑えの切り札に転じ、通算100勝100セーブも達成した。
先発と抑えの両方で大きな成功を収めた元エースの経験。それを若手に伝えていくことが期待される。一方で佐々岡氏と言えば、かつて12球団1と言われた広島の猛練習を耐え抜き、徹底した投げ込み至上主義の中で育った選手。
現役を引退したあとの評論活動でも、120球程度で先発を交代させる意味が分からない、疲れるのは投げ込みが足りないからなどの発言を繰り返し、ファンを震撼させていた。
現代野球の常識に反するコメントも多い佐々岡氏だけに、指導者としては疑問を持つファンも少なくない。
「やべぇよやべぇよ」
「とりあえず焼け野原だけはやめて」
「佐々岡はそりゃーすごかったが、他の選手は佐々岡じゃないんだから頼むよ。あなたは特別だったんですよ…」
「佐々岡就任を最初からヤバイと決めつける方がよろしくないとは思う」
「佐々岡だと投げこみ投げこみアンド投げこみだろうなあ」
「馬力のある先発作ろうとしてるからいいんじゃないかな」
投手分業制による負担がリリーフに重くのし掛かっていると、以前から持論を展開していた佐々岡氏。コーチとしてどのような投手を育てていくか注目される。
《岩藤健》
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