ワールドシリーズ第2戦はロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムで行われ、6回に集中打で一気に勝ち越したロイヤルズが、ジャイアンツを7-2で下し対戦成績を1勝1敗とした。
試合は1回、いきなりジャイアンツ先頭打者のブランコがソロホームランを放ち先制する。前日の負けでポストシーズン無敗できた勢いが止まったのではないかと心配されたロイヤルズ。厭な立ち上がりを迎えてしまった。
それでもロイヤルズは裏の攻撃ですぐさま同点に追いつき、2回には1点を勝ち越す。2年ぶりの世界一を目指すジャイアンツもしぶとく食らいつき、4回に同点とした。
試合が大きく動いたのは6回裏、ロイヤルズの攻撃だった。先頭打者はリーグMVPケイン。ヒットで出塁すると、続くホズマーが四球を選びノーアウト1塁、2塁。5番・バトラーの当たりはショートの頭上を越えレフト前に落ちる。
判断の難しい打球だったがケインは迷うことなく、2塁から一気にホームへ滑り込んだ。
この回はペレスの2点タイムリーヒット、インファンテのツーランホームランもあり、ロイヤルズが一挙5得点。ビッグイニングを作った。
最後は自慢のブルペン陣が大量リードを守り抜き、本拠地での2連敗は免れた。
この結果にファンは、
「よっしゃ!頑張れロイヤルズ!」
「勢いできたチームが昨日負けてダメかと思ってたけど、今日ちゃんと快勝してくれた」
「連勝止まっても次の試合取れたから良い」
「ロイヤルズやった! 接戦なら負けない伝説」
「ロイヤルズ勝ったけど 青木にヒットなし…」
ロイヤルズ青木は攻守に精彩を欠き5回で交代した。次戦はジャイアンツの本拠地でナショナル・リーグのルールで戦う。DH制がなくなり投手も打席に立つナリーグでは、代打の使い方がポイントとなる。
守備走塁や現在の調子を考えるとダイソン先発、青木は代打起用もある。1番、2番が出塁しクリーンナップで返すのがロイヤルズの野球。その中心選手と期待されているだけに青木の復調は多くのファンが待ち望んでいる。
《岩藤健》
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