2014年ツアー・オブ・北京、10月13日の第4ステージは延慶~妙峰山間の157km。5つの山岳を越えた後、最後は1級山岳頂上にゴールする今大会最難関ステージだ。
青空が広がり、大気汚染の心配もない中、この日のレースはスタート。序盤12km地点の中間スプリントはルカ・メスゲツ(ジャイアント・シマノ)がトップ通過し、ポイント賞トップの座をタイラー・ファラー(ガーミン・シャープ)から奪い返した。
その後、25km地点でギョーム・ボワバン(キャノンデール)、グレーム・ブラウン(ベルキン)、ボリス・バレー(ロット・ベリソル)、ジュリアン・ベルモート(オメガファルマ・クイックステップ)の4人の逃げが決まり、最大4分以上のタイム差を築く。
メイン集団はBMCレーシングとガーミン・シャープがペースメーキングし、最後はひとりで逃げていたベルモートを残り12kmの上りのふもとで捕まえる。
その後、残り6kmでライダー・ヘシェダル(ガーミン・シャープ)がアタック。高速で逃げ続け、約15人に絞られたメイン集団に対し、最大14秒の差を築く。
しかし、残り2kmを切ったところでヘシェダルが捕まると、集団の中でライバルの背後につけていたチームメイトのダニエル・マーティンが残り300mでスプリントを開始。激しく追いかけるエステバン・チャベス(オリカ・グリーンエッジ)を振り切って、ステージ優勝を飾った。
2秒差で2位はチャベス、3位は総合首位のフィリップ・ジルベール(BMCレーシング)、4位はルイ・コスタ(ランプレ・メリダ)と続いた。
この結果、14日の最終ステージを残して、総合順位ではジルベールがかろうじて首位を守り、2位は3秒差でマーティン、3位は9秒差でチャベスとなった。
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