アメリカン・リーグ地区シリーズは日本時間の10月3日、ボルティモア・オリオールズとデトロイト・タイガースが対戦した。
タイガースはサイ・ヤング賞投手を3人揃えた万全の先発投手陣が話題になっており、この試合も2013年のサイ・ヤング賞投手、マックス・シャーザーが先発した。ところがシャーザーは1回に2点、2回に1点と立ち上がり続けて点を失ってしまう。
3、4、5、6回は立ち直り無失点。1点差のまま味方の反撃を待っていたが、7回の裏にハーディからソロホームランを浴び4点目を失ってしまう。
タイガースも8回にミゲル・カブレラのソロホームランで再び1点差に詰め寄る。しかし大誤算はその裏の守備に待っていた。
5点目を奪われたシャーザーが7回1/3を投げ、7安打5失点で降板する。マウンドを託されたのは中継ぎのチェンバレン。しかし1アウトも取れずシャーザーが残したランナーを還されてしまい、1安打2失点で降板。
その後も2人のピッチャーをマウンドへ送るがソリアーは3安打4失点、コークも1安打1失点と、この回だけで8点を失う。
試合はこのまま12対3でオリオールズが大勝した。
豪華な先発投手陣に比べリリーフ陣が不安。シーズン中から言われてきたスター軍団タイガースの弱点が、ここにきて勝敗を大きく分けてしまった。
2戦目の先発はオリオールズが2011年まで中日ドラゴンズに在籍していたチェン・ウェイン投手、タイガースは2011年のサイ・ヤング賞ジャスティン・バーランダー投手。日本球界とも縁のある投手が大一番での先発、それも相手がバーランダーとあり注目するファンは多い。
「2戦目の先発はバーランダーとチェン!!たまらん!!」
「チェンも応援したいけどタイガースにも勝ってほしい…」
「バーランダーと投げ合うんか…チェン凄いな…カムバック…」
今シーズン開幕から不調だったバーランダーだが、終盤には徐々に本来の力を取り戻してきており、熱い投げ合いが期待される。
《岩藤健》
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