バンクと呼ばれる自転車競技場を気軽に走れるイベントレースは珍しい。そのひとつが好天に恵まれた東京・立川競輪場で9月23日に開催されたTokyo BANKS 立川ステージだ。
早朝から110人のロードバイク愛好家が集まった。10人は女性、8人は子供。1000mタイムトライアルの出走待ち列にいる16人の選手に聞いたところ、14人がバンク初体験、1人が2回目、1人が経験者。圧倒的に未経験者だった。
定番種目となる1000mタイムトライアルや速度競争のほかに、200mロケット、サバイバルレースと名付けられた種目もあり、日がな一日バンク走行で盛り上がっていた。
神奈川県総合産業高等学校定時制と書かれたジャージを着ていた西井さんは、自転車部の監督。「走らせる側で8年の経験があるけれど、トラックを走るにはこれが初めて」と顔をほころばせていた。
《編集部》
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