【小さな山旅】恋人岬から男ふたりで雲海を眺める…那須岳(1) | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【小さな山旅】恋人岬から男ふたりで雲海を眺める…那須岳(1)

前回の奥久慈男体山登山以来、筆者の山に対する気持ちに変化が現れた。

オピニオン コラム
那須岳登山口に向かう途中にある恋人岬から見た雲海。登り始める前から、雲海に出会えるとは!
  • 那須岳登山口に向かう途中にある恋人岬から見た雲海。登り始める前から、雲海に出会えるとは!
  • 恋人岬から見た那須岳(茶臼岳、朝日岳)。
  • 向かって左が茶臼岳(1,915m)、右が朝日岳(1,896m)。こうして見ると、朝日岳が険しい岩山であることがわかる。三本槍岳の姿は見えず。
  • 雲海は、文字どおり雲の海だ。
  • 朝日を浴びて、ほんのり赤く染まる雲海。何ともロマンチックな風景である。
  • 恋人たちに向けたメッセージが綴られている石碑。不覚にも男ふたりで聖地に訪れてしまった。
  • 恋人岬から少し車を走らせると、那須ロープウェイの山麓駅に到着。茶臼岳山頂がすぐ近くに見える。
前回の奥久慈男体山登山以来、筆者の山に対する気持ちに変化が現れた。

男体山では、雲海という自然の摂理が見せる景色に感動し、因縁の連続鎖場を克服して、これまでにない達成感が得られた。改めて低山ハイクの魅力に惹き込まれた登山であった。

それと同時に、夏の低山の恐ろしさも思い知らされた。暑さ故に靴下まで汗でびっしょりに濡れ、アブには数箇所を噛まれ、頂上のクマバチには恐怖心を植えつけられた。充実はしたものの、夏の低山は少々考えものだと感じた。

そこで、筆者の意識は高山に向いた。高い山ならば、憎きアブも蜂もいないのではないか、涼しいのではないか。もっと壮大な景色に出会えるのではないか。新境地を開く為にも、ここらで高山に登るべきではないか。その疑問は欲求へと変わり、筆者でも登れそうな近場の高山をチェックし始めた。

ガイドブックでそれほど険しくなく、それほど遠くない山を探した。茨城の山は八溝山の1,022mが最高峰だから県外に出るのはやむを得ない。白羽の矢がたったのは、お隣の栃木県にある那須岳であった。

◆那須岳とは?

栃木県那須郡那須町にある那須岳は、「茶臼岳(1,915m)の別称」及び「那須五岳の茶臼岳、朝日岳(1,896m)、三本槍岳(1,917m)」のこと。標高的には高山に分類されない高さかもしれないが、日本百名山に数えられている。主峰の茶臼岳は活火山で。現在もあちこちから噴煙が上がっており、朝日岳は「ニセ穂高」の異名を持つ荒々しい山だ。登山道途中からは森林限界を超え、低山では決してみることのできない景色を堪能できる。

筆者はまんまとこの山に呼ばれた。

登りでロープウェイを使えば、標高1,684mの山頂駅まで華麗なショートカットをすることができる。ここから茶臼、朝日の縦走をした場合、モデルタイムは3時間20分と程よい歩行時間。それでいて、2,000m級の高度感と森林限界を超えた風景の美しさに出会える。

今回は山の初心者をお供に連れて行くということもあり、このような登山者を手厚くもてなしてくれる環境は、大歓迎であった。

◆恋人岬で雲海のお出迎えが

登山日当日は、午前中は晴れるが午後から雨が降るという予報。そのため、朝早くに那須岳に向けて出発した。

登山口に向かう途中に、恋人岬という場所があった。ここは展望台になっており、建てられた石碑には恋人たちに向けてのメッセージが綴られていた。プロポーズにふさわしいロマンチックなスポットで、恋人たちの聖地として全国で100番目に認定されたらしい。

恋人岬から下界を見下ろすと、目の覚めるような雲海が広がっていた。更に、逆方向を見上げると、これから登る茶臼岳の雄大な姿が。

「いい景色だね」

思わぬ雲海の景色に、筆者はうっとりとした気分になり、山のお供にロマンチックな声で語りかけた。

「そうですね」

山のお供(男)は、これまたロマンチックな低い声で言葉を返してくれたのであった。
《久米成佳》
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