スペイン全土を舞台に3週間かけて行われるステージレース、第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ。第14ステージから第16ステージは3日連続の山頂ゴールとなる。
各ステージ、最後の上りのデータは以下の通り。
第14ステージ(カテゴリー1級)
距離8.3km、平均勾配7.5%、最大勾配19.5%、ゴール地点ラカンペローナは標高1600m
第15ステージ(カテゴリー超級)
距離12.2km、平均勾配7.2%、最大勾配17.5%、ゴール地点ラゴスデコバゴンガは標高1110m
第16ステージ(カテゴリー1級)
距離16.5km、平均勾配6.2%、最大勾配12.5%、ゴール地点ラファラポナは標高1705m
さらに第18ステージも2級山頂ゴール(最後の700mは下り)、最終日前日の第20ステージは超級山頂ゴールだ。
第20ステージ(カテゴリー超級)
距離12.7km、平均勾配8.7%、最大勾配18%、ゴール地点プエルトデアンカレスは標高1655m
第13ステージ終了時点で総合成績リーダーのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)から総合9位までがタイム差3分以内にいる。これだけ山頂ゴールが続くと各ステージで安定した走りが要求される。一発勝負に出なくても、毎日の積み重ねでタイム差をじわじわと縮めることも可能だろう。
各チームのエースたちがどんな戦略でライバルたちと闘うか。本当の力比べ、駆け引きが始まる。
《五味渕秀行》
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