2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月2日の第10ステージの個人TT、総合上位陣の中で最も好成績を残すと予想されていたのはクリストファー・フルーム(スカイ)だった。
しかし、フルームのタイムは思ったように伸びず、ステージ10位でゴール。ライバルたちに対して少なからずタイムを失った。特に、総合首位に立ったアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)に対しては、この日だけで53秒遅れた。フルームの総合順位は5位と変わらないが、タイム差は1分18秒と広がっている。チームの公式サイトを通じ、フルームは次のように語っている。
「もちろん、今日はもっといい走りをしたかった。明らかにスタートが速すぎた。最初の15分間は絶好調で、少し追い込みすぎた。上りに差しかかるまでに、高速スタートの疲れを感じ始めていて、後半はその代償を払った。最悪の気分だし、ただ我慢してできる限りの走りでフィニッシュするしかなかった」
「総合では1分ちょっとの遅れで、レースはまだたくさんある。振り返るとこのブエルタの目標は、脚にグランツールの感覚をつかんで、いい状態でシーズンを終えることだった。いつかはそれを手に入れるよ」
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