2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、8月31日の第9ステージはカルボレナスデグアダサオン~アラモンバルデリナレス間の185km。雨の中レースは最後の1級山岳頂上ゴールの上りに突入した。
先頭3人、ウイネル・アナコナ(ランプレ・メリダ)、ボブ・ユンゲルス(トレックファクトリーレーシング)、ハビエル・モレノ(モビスター)の中から、残り6kmでアナコナが他の2人を置き去りにし、単独先頭に立つ。
メイン集団はオメガファルマ・クイックステップ、スカイのペースアップで人数を減らしていくが、タイム差は約4分。総合で2分50秒差につけるアナコナは、マイヨロホ獲得の可能性も出てきた。
しかし、残り2kmでメイン集団から総合3位につけるアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)がアタックし、ナイロ・キンタナ(モビスター)、ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)が追走。マイヨロホのアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、クリストファー・フルーム(スカイ)は反応できない。
一方、先頭ではアナコナが単独でゴールラインに飛び込み、プロ初勝利をつかんだ。2位は45秒差でアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)、3位は50秒差でダミアーノ・クネゴ(ランプレ・メリダ)。
コンタドール、ロドリゲス、キンタナは2分16秒差の同タイムでゴール。バルベルデとフルームは、そこからさらに23秒遅れた。
この結果、総合首位のマイヨロホはキンタナに移り、2位は3秒差でコンタドール、3位は8秒差でバルベルデと僅差。アナコナはわずかに及ばず9秒差の4位、フルームは28秒差の5位となった。
その他のジャージに変更はなく、ポイント賞はジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)、山岳賞はルイス・マス(カハルラル)、複合賞はバルベルデ。敢闘賞はマスが受賞した。
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