【ジャパンカップ14】日本最高峰の自転車ロードレースにキャノンデールとティンコフ・サクソが参戦決定 UCIプロチームは7チームに | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ジャパンカップ14】日本最高峰の自転車ロードレースにキャノンデールとティンコフ・サクソが参戦決定 UCIプロチームは7チームに

スポーツ 短信
2014年ツアー・オブ・ユタ、キャノンデールの選手たち
  • 2014年ツアー・オブ・ユタ、キャノンデールの選手たち
  • ティンコフ・サクソ(2014年ツール・ド・ポローニュより)
栃木県宇都宮市で10月17日(土)~19日(日)に開催されるアジア最高峰の自転車ロードレース「2014ジャパンカップサイクルロードレース」に参戦する海外チームが追加発表された。

UCIプロチームとしてキャノンデール・プロサイクルングとティンコフ・サクソの2チーム、UCIプロコンチネンタルチームとしてドラパック・プロフェッショナルサイクリング、ノボノルディクスの2チームの参戦が新たに決まった。

来季はガーミン・シャープとの合併が決まっているキャノンデール・プロサイクリングにとっては、これが最後のレースとなる可能性もある。

現在まで発表されている海外参戦チームは以下の通り。

◆UCIプロチーム
ガーミン・シャープ
ランプレ・メリダ
ヨーロッパカー
チームスカイ
トレックファクトリーレーシング
キャノンデール・プロサイクリング
ティンコフ・サクソ

◆UCIプロコンチネンタルチーム
ドラパック・プロフェッショナルサイクリング
ノボノルディスク

◆キャノンデール・プロサイクリング
アメリカのスポーツバイクメーカー、キャノンデールがバックアップするイタリア籍のプロツアーチーム。今年のツール・ド・フランスで3年連続となるマイヨベールを獲得したスプリンターのペーター・サガン。2006年と2010年のジロ・デ・イタリアを制したステージレーサーのイバン・バッソがエース格。そのほかにもモレノ・モゼールをはじめ有能な若手をそろえる。近年のジャパンカップの常連チームで、サガンとバッソは2012年、2013年に連続出場。とくに2012年の優勝者であるバッソはジャパンカップを知り尽くしているだけに、今年も出場すれば優勝候補となるのは言うまでもない。

◆ティンコフ・サクソ
ロシアの銀行であるティンコフのオーナーが私財を投じた自国籍のプロチーム。デンマークを拠点としてきた昨年までのチーム、サクソバンクを母体とし、ツール・ド・フランスを2度制覇し、グランツールすべてを制したアルベルト・コンタドールをエースに、ロマン・クロイツィゲル、ニコラス・ロッシュらを主力とする。ジャパンカップはサクソバンク時代の2009年から今年まで連続で出場。2009年はクリスアンケル・セレンセン、昨年は幻となったがマイケル・ロジャースがロードレースで、2012年はマリチがクリテリウムで優勝を飾り、間違いなく今大会もレースの行方を握るチームとなるだろう。セカンドスポンサーは、昨年までのメンインスポンサーであるデリバティブ取引の世界的大手であるサクソバンク。

◆ドラパック・プロフェッショナルサイクリング
投資会社ドラパックをメインスポンサーに、2004年にオーストラリアのコンチネンタルチームとして創設される。これまで主にアジア、オセアニア地区のレースを転戦し、日本のUCIレースでも活躍するお馴染みの存在だ。今年は新たにトラビス・メイヤー、ウェズリー・サルツバージャーなどプロツアーチーム経験者をリクルートしてチーム力を強化。2008年以来となるプロコンチネンタルチームにステップアップして、北米をはじめレースの活動範囲を広げている。ジャパンカップでは2010年にクリテリウムでパルマーが強豪スプリンターを抑えて優勝。ロードレースでは逃げ集団に選手を送り込むなど積極的な走りを展開。その実力の高さを日本のファンに示した。

◆ノボノルディスク
チームメンバー全員が1型糖尿病患者から構成されている世界初のアマチュアチームとして2006年にアメリカで設立。2008年にチームタイプ1としてUCIコンチネンタルチーム、2011年にはプロコンチネンタルチーム登録となり着実にステップアップを果たす。昨年から糖尿病ケアの世界的リーディングカンパニーである、デンマークのノボノルディスク社をスポンサーに迎えている。チームの中心選手は2008年から所属するスピードマンのエルドリッジ、ブエルタ・ア・エスパーニャ完走(個人総合50位)の経験を持つステージレーサーのメヤス。ジャパンカップは初出場。日本のファンそして1型糖尿病の子どもたちに勇気と希望をあたえる積極的な走りを見せてくれるだろう。
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