春先に不整脈の手術を受けたベルキンのロベルト・ヘーシンク(オランダ)。8月23日に開幕して3週間かけてスペインを一周するステージレース、ブエルタ・ア・エスパーニャに出場するメンバーに選出された。
ヘーシンクは過去のブエルタでもいい成績を挙げており、近年では2012年に総合6位で完走している。不整脈の手術後、当初は7月のツール・ド・フランス出場を目標にトレーニングをしていたが、8月3~9日にかけて行われたポーランドを走るツール・ド・ポローニュに変更となった。
目立った活躍こそなかったものの後半の山岳2ステージは区間22位、区間8位と上位でゴール。個人タイムトライアルは区間47位で終え、最終的な総合成績は総合優勝した地元ポーランドのラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)から1分41秒遅れの8位と見事トップ10入りを果たした。
先日ベルキンと2年間の契約延長をしたヘーシンク。ツール・ド・ポローニュでの走りから見てもわかる通り、手術は大成功と言えるだろう。ブエルタでのさらなる活躍に期待したい。
《五味渕秀行》
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