【ツアー・オブ・デンマーク14】最終ステージの逆転劇で地元デンマークの新人バルグレンが総合優勝 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツアー・オブ・デンマーク14】最終ステージの逆転劇で地元デンマークの新人バルグレンが総合優勝

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2014年ツアー・オブ・デンマーク第6ステージ、ミカエル・バルグレン(ティンコフ・サクソ)が総合優勝
  • 2014年ツアー・オブ・デンマーク第6ステージ、ミカエル・バルグレン(ティンコフ・サクソ)が総合優勝
  • 2014年ツアー・オブ・デンマーク第6ステージ、ニコラ・ボエム(バルディアーニCSF)がステージ優勝
  • 2014年ツアー・オブ・デンマーク第6ステージ
デンマーク最大のステージレース、ツアー・オブ・デンマーク(UCIヨーロッパツアー2.HC)が8月6~10日の5日間、全6ステージで開催された。

最終日スタート前に総合首位に立っていたのは、第3ステージで優勝したマヌエーレ・ボアロ(ティンコフ・サクソ)。176kmの最終第6ステージは、残り75kmでようやく13人の逃げが形成され、ボアロの総合首位を守りたいティンコフ・サクソは新人ミカエル・バルグレンをこの中に送りこむ。結局、この先頭集団がそのまま逃げ切り、13人の中からニコラ・ボエム(バルディアーニCSF)がスプリントを制してステージ優勝を挙げた。

メイン集団は42秒遅れでゴールし、この結果、逃げの中で総合最上位だったバルグレンが逆転優勝を勝ち取った。総合2位は、同じく逃げ集団の中にいたラルス・バク(ロット・ベリソル)。ボアロは首位から3位に滑り落ちたが、表彰台の一角は守った。

今年のデンマーク・ロード王者で、地元でプロ入り初のステージレース総合優勝を獲得した22歳のバルグレンは「今日、総合優勝できるなんてうれしいし、驚いている。僕はいい位置にいたけど、僕たちの一番の目標はマヌエーレのために走ることだった。アタックが始まったときは、誰かひとりを先頭に入れるために追いかける必要があった。最終的にプロトンは僕たちを捕まえ切れなかった。この優勝は僕の気持ちを高めてくれるし、この結果をさらに積み上げたい」と語っていた。

総合優勝を逃したボアロは「もちろん、総合優勝を狙っていたけど、一番の目標はチームのために勝利を確保することだった。終盤は荒れた展開で、バルグレンをアタックに送り込み、逃げの中での総合トップの選手を送り込んだのは正しい判断だった」とチームとして勝利をつかめたことに納得していた。
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