アルプス2日目の第14ステージ、総合2位につけるスペインのベテラン、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)は総合争いが激化した最後のリズール峠の上りでライバルたちから遅れてしまった。
その原因はティボー・ピノ(FDJ)の前輪がバルベルデのリヤディレーラーに接触し、変速が不調をきたしたためだった。この結果、バルベルデは1分24秒遅れのステージ10位でゴール。なんとか総合2位の座は守ったものの、マイヨジョーヌのビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)にはさらに1分離され、4分37秒差と逆転が難しいタイム差となった。さらに、総合3位以下のライバルには差を縮められてしまった。
モビスターの公式サイトの発表されたバルベルデのコメントは以下の通り。
「僕がまだ総合2位にいるのは真実だけど、今日はハードだった。残り3~3.5kmのコーナーで、ピノの前輪が偶然、僕の変速機のぶつかったんだ。ちゃんと動かなくなって、チェーンがいろんなギヤにジャンプしていた。そして、重いギヤで登るしかなくなったんだ。完全にお手上げだったよ」
「僕にとって最高の日じゃなかったかもね。部分的にはその(メカトラブルの)せいだ。それでも、大きなダメージもなく乗り越えることができた。ニーバリは明らかに最強だ。でも、彼以外の僕たちはみな接戦だ。昨日は僕が少しタイムを稼いだけど、今日は彼らが僕に対して同じことをやってのけた。僕たちは戦い続けなければならない。まだレースはたくさん残っているし、僕たちはまだここにいるんだからね」
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