ツール・ド・フランスのテレビ中継で、沿道にある大きな自転車のオブジェが映されることがある。ツールを歓迎する街の人たちが作ったものだ。
テレビには映ってもクローズアップされることは少ないため、どんなふうに作られているのか気になっていた。第7ステージのゴールに向かう途中でオブジェを発見したので観察してきた。
主に廃材などで作られているようだ。フロントギヤは古いホイールが代用されていた。鉄パイプやゴムホース、布などなんでも使っている。場所がシャンパーニュ地方のためボトルの代わりにシャンパンのものと思われるビンがボトルケージに入っているのが面白い。
残念ながらクランクは固定されていたので走ることはできない。
《五味渕秀行》
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