【ツール・ド・フランス14】新城、実力者たちのリタイアに「これがツール」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス14】新城、実力者たちのリタイアに「これがツール」

スポーツ 短信
ツール・ド・フランス14 第10ステージ
  • ツール・ド・フランス14 第10ステージ
  • 作戦通り逃げたトマ・ヴォクレール
  • 革命記念日にマイヨジョーヌを着て走るトニー・ギャロパン(ロットベリソル)
第10ステージは総距離161kmと短いものの、3級山岳、2回の2級山岳、そして1級山岳が4回と、計7回もの山岳ポイントを上り下りする過酷なコースとなった。

序盤からアタック合戦でペースは上がり、スプリンターたちは早々に集団から脱落。

唯一のツール参加日本人選手、新城幸也が所属するヨーロッパカーのチームオーダーは、トマ・ヴォクレールを逃げの集団に送り込みステージ優勝、メイン集団の他チームを消耗させ、ピエール・ロランの総合上位を守る作戦だった。

トマを含む各チームのエース格の選手たち7名の逃げに、ポイント賞ジャージのペーター・サガン(キャノンデール)ら3人が追いつく形で10名の逃げグループができ、レースはいったん落ち着いた。

1級山岳が連続する中盤で10名の逃げグループから脱落する選手がでるなか、メイン集団では山岳に自信のある選手たちがペースを上げ、メイン集団も山岳を一つ越えるたびに、ふるいにかけられるように人数を減らしながらレースは展開。

ゴールまで25kmの1級山岳でレースは一気に動き、逃げ集団は崩壊、メイン集団から抜け出してきた選手たちが逃げていた選手たちに追いつき、山頂ゴール目がけてさらにペースを上げた。

この段階では、それぞれ個々の登坂力勝負となり、最終集団はタイムアウトにならないよう、力を合わせてゴールに向かった。

最終集団がゴール1つ手前の1級山岳を登り終えるころ、トップでゴールの1級山岳山頂に駆け上がってきたのは、第9ステージまでマイヨジョーヌを着用し続けていた、ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)。超難関山岳ステージを制し、マイヨジョーヌを奪還した。

新城は残り2つの1級山岳までピエール・ロランとともにメイン集団に残り、位置取りをサポート。しかしピエールはペースがあがらず、4分14秒遅れの28位でゴール。総合も16位に後退した。

新城は16分遅れの69位でゴール。総合は93位。

レース後、新城は「今日は最初から最後まで全開。ただそれだけ。ピエールのためにできることはやった。(落車が多かったことから)無事にゴールできて、やっと休養日を迎えられる」とコメント。

これまでマーク・カベンディッシュ(オメガファルマ・クイックステップ)、クリス・フルーム(チームスカイ)が落車でリタイアという波乱の中、第10ステージも、濃い霧やスコールのような雨に見舞われ、落車やトラブルが続出した。

優勝候補のアルベルト・コンタドール(ティンコフサクソ)までもが下りで落車し右脛を骨折、ツールを去った。

この状況について新城は「何があるかわからない。そして、誰が勝つかわからない。どんなに強い選手でもゴールは簡単じゃない。これがツール」とした。
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