ジロ・デ・イタリア第11ステージは落車が多発する荒れた展開となったが、ヨーロッパカーの新城幸也はそれに巻き込まれることなく、161位でレースを終えた。
この日は序盤からアタック合戦が繰り返され、集団のペースは各ポイントの通過予定時刻をはるかに上回るハイスピードに。加えて落車が多発し、集団は全く気の抜けない時間が続いた。
中盤に差しかかり、ヨーロッパカー3選手を含む14人の先頭集団が形成されるが、下りで追いつかれていたり、落車で集団が分裂したりと、めまぐるしくレース展開が変わる。最後の2級山岳に入ってティンコフ・サクソのマイケル・ロジャースが飛び出し、後続集団の猛追を交わして逃げ切り優勝を飾った。
「長い1日だったけど、落車も多かったし、展開がいろいろあって全く気の抜けないレースだった。ケガの痛みはだいぶやわらいだけど、調子はまだまだ回復していない。ニューマシンのポジションもちょっと気になるところがあるので、自転車を変えてみようかな」とゴール後の新城。
22日の第12ステージは距離41.9kmの個人タイムトライアル。スタートから緩やかな上りが14km続き、中盤は下り基調。後半は小さな丘を越えてゴールとなる。新城のスタート時刻は現地時刻の13時30分(日本時間の20時30分)。
《編集部》
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