国際宇宙ステーション(ISS)で日本人初の船長を務めた若田光一宇宙飛行士が5月14日、ロシアのソユーズ宇宙船で地球への帰還を果たした。若田宇宙飛行士は「やっぱり、地球はいい」とコメントし、元気な姿を見せた。
若田宇宙飛行士は、第38/39次長期滞在クルーの一員として2013年11月7日、ソユーズ宇宙船により打ち上げられ、188日間にわたってISSに滞在。後半の第39次長期滞在では、日本人初のコマンダーとして、滞在期間中の指揮をとった。
5月14日午前10時58分(日本時間)、ソユーズ宇宙船でカザフスタン共和国の草原に無事着陸。搭乗員2人とともに元気な姿を見せた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、健康状態に問題はない模様。若田宇宙飛行士は「ただいま、帰ってきました。長い間、無機質な国際宇宙ステーションにいたので、カザフスタンの草原のそよ風に迎えられた感じがします。やっぱり、地球はいいです」とコメントしている。
また、帰還に先立ち、5月13日午前4時過ぎ(日本時間)からは、ISSで指揮権を移譲するセレモニーも執り行われた。
《奥山直美@リセマム》
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