イタリアで開催中の7日間のステージレース、ティレーノ~アドリアティコ第2ステージに出場した新城幸也(ヨーロッパカー)はチームメートのアシスト役をこなし、トップと同タイムの106位でゴールした。
前日にチームタイムトライアルで開幕した同大会。第2ステージはティレニア海沿いを北上。前半から中盤まで緩やかなアップダウンを繰り返す166kmのレース。集団でのゴールスプリントが予想されていたため、チームの作戦はゴールスプリントに備えること。
序盤に5人の逃げグループが形成された。この中にはチームメイトのダビデ・マラカン(イタリア)が含まれているため、新城は作戦通り後方集団でゴールスプリントに
備えた。3分ほどの差を保ったまま、市街地を3周回する周回コースに入るとその差は一気に縮まり、最終回に集団は1つ。集団ゴールスプリントとなった。
「チームメイトのトニー(・ウレル)のゴールスプリントに備えていたが、最後はトニーを助けることができなかった。それでも一人でスプリントして9位。トニーは『もっと上をねらえた』と言っていたので、助けてあげられられなかったのは残念だった。明日は登りゴールで自分好みのコースなので、調子よくゴールまで行き、上位に食い込みたい」と新城。
第3ステージは、序盤に2つの山岳があるものの、後半はかけてはほぼフラット210km。5%程度の登りゴールとなるため、スプリントに絡むことができれば新城に十分チャンスがある。
(飯島美和)
《編集部》
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