【BMC teammachine SLR01 インプレ vol.6】トルクが上乗されるような走りが最大の美点…安井行生 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【BMC teammachine SLR01 インプレ vol.6】トルクが上乗されるような走りが最大の美点…安井行生

オピニオン インプレ
BMC teammachine SLR01の徹底インプレッションvol.6。ここから走行性能の評価に入る。従来とは大きく異なる方法で設計されたSLR01は、乗り手にどんな世界を見せてくれるのか。
  • BMC teammachine SLR01の徹底インプレッションvol.6。ここから走行性能の評価に入る。従来とは大きく異なる方法で設計されたSLR01は、乗り手にどんな世界を見せてくれるのか。
BMC teammachine SLR01の徹底インプレッションvol.6。ここから走行性能の評価に入る。従来とは大きく異なる方法で設計されたSLR01は、乗り手にどんな世界を見せてくれるのか。

◆「軽くて硬いだけ」のスカな感じに堕してはいない

さて、ようやくインプレッションに入る。初期段階で形状を指定しないまま、専用ソフトによって34000通りもの演算を行った結果だと聞くと、なにやらコンピューター任せで淡々と作られたフレームのような印象を受けるかもしれない。筆者も最初は、理詰めによって構築された正確無比な走りを想像していた。

しかし、SLR01は温かかった。軽いだけ軽くてヒラヒラフワフワしているのにヘッドとフォークがとにかく硬いという、最近のハイエンドフレームにありがちな冷徹な高性能バイクでは全くなかったのだ。

剛性値は前作比で25%もアップしているとのことだが、剛性感の表面はソフト。しかしバネ感はさほど強くない。硬いのに硬く感じさせない、不思議な剛性感である。高剛性化に走ったとはいえ、とにかくガチガチにしてフレームを動かさないという古典的な手法とは全く違う。「軽くて硬い」のに、「軽くて硬いだけ」のスカな感じに堕してはいないのだ。

◆ライバルを置き去りにした“EVOの衝撃”再び

驚きなのは、トルクを薄く上乗せしてくれているような走りの軽さを持ち合わせていることだ。いきなり結論めいたことを言ってしまうと、これは新型SLR最大の美点である。

平地巡航でもヒルクライムでも、とにかく新型SLR01は走りが軽いのだ。その美点が唯一薄れてしまうのが、体重を叩き付けるように踏み込むようなシーン。ガチャ踏みしてしまうと、SLR01の美点は消える。大トルクをかけたときに感動的な爆発力を持つタイプではないのだ(とはいえ、いかなるときも一定レベル以上の高い動力伝達率は維持してくれるのだが)。

また、ゼロスタートの瞬間に吹け上がるタイプでもない。新型SLR01は、一呼吸おいた後に羽のように軽やかな加速が本格化するというスピードの上げ方をする。

しかし、ホイールをR-SYSにしたとたんに全域で反応が鋭くなって再び驚いた。ゼロスタートのキレが鋭くなり、加速後半の頭打ち感が消える。トルクを叩き付けても“SLR01最大の美点”が薄まりにくくなるのだ。

嫌な硬さが全くないのにここまでよく走るとは、驚きを通り越して感動的ですらある。操る楽しさとかしなりとの一体感がもたらす感動ではなく、純粋に「運動性能の高さ」と「温かみのあるペダリングフィール」との高バランスに感動するのである。

「よくぞここまで仕上げましたね」と技術者の仕事に感心させられるバイクに出会うことはままあるが、走りで感動させてくれるフレームはほとんどない。新型SLR01の走りは感動的だ。超一流だ。超絶の完成度でライバルを置き去りにしたスーパーシックスEVOの衝撃再び、である。
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