ツアー・オブ・カタール第3ステージはボーネンが優勝 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ツアー・オブ・カタール第3ステージはボーネンが優勝

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 ツアー・オブ・カタール第3ステージは2月3日、アル・ズバラー~ドーハ・ゴルフクラブ間の140.5kmで行われ、トム・ボーネン(クイックステップ)がゴールスプリントを制し、このレース通算15勝目をあげるとともに総合トップに立った。リーダージャージのロジャー・ハモ
  •  ツアー・オブ・カタール第3ステージは2月3日、アル・ズバラー~ドーハ・ゴルフクラブ間の140.5kmで行われ、トム・ボーネン(クイックステップ)がゴールスプリントを制し、このレース通算15勝目をあげるとともに総合トップに立った。リーダージャージのロジャー・ハモ
 ツアー・オブ・カタール第3ステージは2月3日、アル・ズバラー~ドーハ・ゴルフクラブ間の140.5kmで行われ、トム・ボーネン(クイックステップ)がゴールスプリントを制し、このレース通算15勝目をあげるとともに総合トップに立った。リーダージャージのロジャー・ハモンドを擁するサーベロチームが、先頭グループに全メンバーを入れる完ぺきな走りを見せたが、スーパースプリンターのボーネンのパワーに総合成績を逆転された。
 日本から参戦するEQA・梅丹本舗は、レース中盤にミカエル・ダミアンが3人の逃げグループに入ってチーム名をアピール。結果は7分36秒遅れの75位だった。以下はチームレポート。

 第3ステージはカタール北部海沿いのアル・ズバラー城の正面からスタート。前日に続きこの日も風は非常に強く、立っているだけで肌寒い。激しい砂嵐が舞うスタート直後の横風区間に入ると、トップライダーたちは一気にペースアップを図った。横風で風の抵抗を避けるための「斜めローテーション」になると、道幅は25人ほどで埋まってしまう。あっという間に集団は25人ずつほどで分裂し、粉々となってしまった。
 EQAのメンバーはここで出遅れてしまい、後方に取り残される状態となる。だがその後、60kmほど続く追い風の直線区間でEQA勢が再びまとまり、スムーズにローテーションして先頭集団に追いついた。
 31km地点で集団からランプレチームとBMCチームの2選手が飛び出し、一時その差は4分となる。その後、集団からチームカタールの選手がアタック。前日もいい走りをしたミカエル・ダミアンがAG2Rチームの選手とともにそれを追走し、第1グループの2人に続いて第2グループを形成した。
 スプリントポイント10km前の80km地点の補給ポイント過ぎから、集団がペースアップ。この加速で第3グループである大集団は分裂し、35人ほどの有力選手たちに絞られた。40kmほど逃げ続けていた第2グループのダミアンも、横風区間でリーダージャージのロジャー・ハモンドや優勝候補のトム・ボーネンの追走グループに吸収されてしまう。
 ミカエルはそのグループで走り続けたものの、勝利を狙うスター選手チームの組織プレーにより、後方に弾かれてしまう。ダミアンは岡崎和也とともに第4集団でゴールした。

 結果はまだ出せていないが、選手たちは日々なにかを学び、少しずつだがよくなってきている。遅れても自分たちの力で復帰し、チームワークも揃ってきている。このステージはダミアンも逃げに乗れたし、まだチームとしてできることはありそうだ。翌日はまた違った作戦を試みる予定だ。

●第3ステージ結果
1 トム・ボーネン(クイックステップ)2時間34分53秒
2 ダニーロ・ナポリターノ(カチューシャ)同タイム
3 ルゲン・ルーランズ(シランス・ロット)1秒遅れ

●総合成績
1 トム・ボーネン(クイックステップ)6時間14分16秒
2 ロジャー・ハモンド(サーベロ)6秒遅れ
3 ハインリッヒ・ハウッスラー(サーベロ)14秒遅れ
《編集部》

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