
総合格闘家でRIZINフェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)は29日、都内で行われた大晦日大会「RIZIN 師走の超強者祭り」の試合前インタビューに登壇。
RIZIN公式YouTubeチャンネルがアップした『RIZIN CONFESSIONS』で対戦相手の朝倉未来について「ヤギに見える」と発言した真意について語った。
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■大晦日は「ファンの心を傷つけないかだけが心配」
25歳のシェイドゥラエフは2度目の防衛戦で朝倉と対戦する。シェイドゥラエフといえば、RIZINの公式ドキュメンタリー番組で朝倉を「ヤギ」と表現したことについて、ファンの間では「なぜヤギ?」「偉大な選手を表すGOAT(英語のヤギと同じ綴り)のことでは?」など様々な憶測を呼んでいた。
シェイドゥラエフの「ヤギ」発言
シェイドゥラエフはこの発言の真意に言及。キルギスの通訳者は「すみません、どう伝えればいいかな……」と言葉を選びながら、JTT所属の総合格闘家で朝倉のYouTube運営メンバーである佐々木大がキルギスにあるシェイドゥラエフの所属ジム(Lhlas MMA)に出稽古に来た“スパイ疑惑”に触れた。
通訳は「まず、朝倉未来選手は1人の仲間をキルギスに送り込み、私たちのジムに来て色々研究したり、そういうことをやった。そういう行いに対して『ヤギ』と言った。『ヤギ』と言うのは私たちロシア語圏の国ではあまり良くないイメージ。“裏切り者”というか……そんなことまでする必要はなかったのに、そういうことをしたから『ヤギ』と言いました」と回答。「悪い意味ですね」との確認には「そうですね、そんな感じです」と返答した。
佐々木がカード決定直前にキルギスへ行ったことについて、朝倉自身は「知らなかった」とし、“スパイ疑惑”を否定している。しかし、この一件が現王者に火をつけたのは間違いなさそうだ。
シェイドゥラエフは当日会場がアウェーになる可能性が高いことについて「今回は(相手のファンが)特別に多いと認識しています」と想定済みだとした上で、「ひとつだけ懸念しているのは、対戦相手のファンの方々の心を傷つけないか。それだけが心配だ」と強者なりの“懸念”を示した。
下馬評では圧倒的に優位のシェイドゥラエフ。予想通り朝倉を圧倒し2度目の防衛に成功するのか。大注目の一戦となる。
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