
総合格闘家の朝倉未来が29日、都内で行われた大晦日大会「RIZIN 師走の超強者祭り」の試合前インタビューに登壇。
2日後に控えた大一番、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)とのフェザー級タイトルマッチに向けた戦略や分析、意気込みについて語った。
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■「強いとは思ってるけど、過大評価もしていない」
朝倉は25歳で戦績15戦全勝全フィニッシュの現王者の印象について「正真正銘の史上最強の相手」「バケモン」と評価。「UFC」や「ONE」など様々な格闘技団体で頭角を現し始めたキルギス勢の中でも「特にシェイドゥラエフは圧倒的に強い」と群を抜く実力を称賛した。
一方で、朝倉は過去の試合映像を徹底的に見返して“分析済み”だと主張。試合展開については「マジで強いので今俺。すごいレベルの高い試合になると思う」と見込んでおり「どのくらい強いのかも楽しみ」「イメージトレーニングはできている」と大一番に向け腕をぶした。
シェイドゥラエフはプレッシャーを掛けて一気に相手を飲み込むフィニッシャーだが、戦略については「総合で戦おうと思っている」とし、自らも圧を掛けテイクダウンを狙うなど、打撃・組技・寝技すべてで勝負すると語った。
また「体力のことは考えていない。最初から全力で行きます」とも語り、早期決着の可能性を示唆。直近2試合で秒殺KOを飾った現王者に対抗すべく、試合序盤から主導権を取りに行く算段のようだ。
21日に行われた公開練習と調印式では、シェイドゥラエフの体格のよさが話題となったが、朝倉は「(体格差は)特にそんなに感じない。めちゃ分厚いとは思わなかった」とし、「みんなすごい強いと思っていると思うし、俺も強いとは思ってるけど過大評価もしていない。びびってもなので、本当に食ってやろうと思ってます」と“大物食い”を狙うと意気込んだ。
5月の復帰戦から元王者を相手に2連勝を飾り勢いに乗る朝倉。実力で掴み取ったタイトルマッチで“史上最強の相手”を倒しRIZINフェザー級のベルトを巻くことができるか。注目したい。
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