
卓球の「WTTファイナルズ香港2025」が、10日に開幕。WTTシリーズ年間王者を決める注目の国際大会であり、世界のトップ選手たちが集結する。
今大会、男子シングルスには日本から2選手がエントリーしており、上位進出が期待される。
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■昨年の北九州大会で3度目の決勝
今回は男女シングルスおよび混合ダブルスが実施される中、男子シングルスにも注目が集まっている。
世界ランキング5位の張本智和(トヨタ自動車)は、2021年のシンガポール大会、22年の新郷大会、そして昨年の北九州大会と、3度決勝に進出し、準優勝を飾っている。今大会でも優勝争いへの参戦が期待される。
11日の1回戦では、世界ランキング17位のシモン・ゴジ(フランス)と対戦。過去4戦4勝と相性の良い相手に勝利し、2回戦ではウーゴ・カルデラノ(ブラジル)とフェリックス・ルブラン(フランス)の勝者との対戦が見込まれる。
また、シングルス初出場となるのが松島輝空(木下グループ)。「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」で準優勝、「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」では初優勝を果たすなど、シーズン終盤に快進撃を見せ、世界ランキングを8位まで押し上げた。
その松島の初戦の相手は、世界ランキング1位の王楚欽(中国)。男子卓球界に君臨する最強サウスポーだが、今年10月のアジア選手権(団体)準決勝では、4度目の対戦にして松島が初勝利を挙げており、ファイナルズの大舞台で再び王者を撃破できるか注目が集まる。
過去3度、ファイナルズで決勝進出を果たしてきたエース・張本智と、ポテンシャルを開花させた18歳の新鋭・松島。日本男子卓球を牽引する両者が、香港の大舞台でどのような活躍を見せるのか、目が離せない。
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