【MLB】2025年の有力FA選手一覧、移籍先まとめ タッカーにシュワーバー、村上宗隆や岡本和真らの新天地は…… | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】2025年の有力FA選手一覧、移籍先まとめ タッカーにシュワーバー、村上宗隆や岡本和真らの新天地は……

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【MLB】2025年の有力FA選手一覧、移籍先まとめ タッカーにシュワーバー、村上宗隆や岡本和真らの新天地は……
  • 【MLB】2025年の有力FA選手一覧、移籍先まとめ タッカーにシュワーバー、村上宗隆や岡本和真らの新天地は……

メジャーリーグの球団幹部や代理人らが一堂に会するオフシーズン最大のイベント、ウインターミーティングが7日(日本時間8日)から、米フロリダ州オーランドで開催される。フリーエージェント(FA)やトレード交渉などが進展するケースも多く、大物選手の動向にはとりわけ注目が寄せられる。

ここでは、今オフにFAとなった中から、日本人を含む有力選手をピックアップ。獲得候補の球団や移籍先などをまとめた。※情報は随時追加更新予定

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■捕手

J.T.リアルミュート

34歳を迎えたベテランだが、球界屈指の強肩は健在。今季二塁への平均ポップタイム「1.86秒」は堂々のメジャートップだった。フレーミングの指標が悪く、ブロッキングでもマイナスと守備の評価は下降気味。11年連続で2桁本塁打を記録するなど、安定したパンチ力は魅力。大きな故障がなく、FA市場でも人気となりそうだ。

■投手

今井達也

今季24登板で10勝5敗、防御率1.92、163回2/3で178奪三振を記録。最速160キロのフォーシームとスライダーを軸に、チェンジアップ、スプリット、カーブなど多彩な変化球も操る。獲得にはヤンキースを始め、カブス、ジャイアンツ、ブルージェイズなど多数の球団が参戦予定。長期の大型契約が見込まれるため、資金力に乏しい球団は獲得が難しいと見られる。今オフもっとも大きな注目を集める投手のひとりだ。

フランバー・バルデス

球界屈指の大谷翔平キラー。今季最初の21先発では11勝4敗、防御率2.62を記録したが、最後の10先発では2勝7敗、防御率6.05と失速。サインミスを装って捕手に意図的に投球を当てた疑惑が出るなど、メンタル面でやや課題を抱える。球界屈指のグラウンドボーラーで、メッツなどが獲得に名乗りを上げている。

エドウィン・ディアス

今季62試合に登板し、66回1/3を投げて6勝3敗28セーブ、防御率1.63、98奪三振の好成績。ナ・リーグ最優秀救援投手賞(トレバー・ホフマン賞)を受賞した。ブルペン強化を図るドジャースなどが獲得候補に。古巣メッツも再契約を目指す。クオリファイングオファーを拒否してのFA市場参入のため、他球団が獲得する場合はドラフト指名権の譲渡など代償も。球持ちが良くゴロ率が高いサイドスローで、フォーシームとスライダーの2球種で打者を圧倒する。

ディラン・シース(パドレス→ブルージェイズ)

7年総額2億1000万ドル(約315億円)でブルージェイズに移籍。今季は8勝12敗で防御率4.55と振るわなかったが、過去5年連続で規定投球回をクリアし、200奪三振をマークするなどタフネスぶりが魅力。平均97.1マイルのフォーシームとスライダーのコンビネーションで打者を翻弄する。

■内野手

ボー・ビシェット

今季ア・リーグ2位の打率.311を記録した、27歳の2世選手。遊撃手が本職だが守備範囲は狭く、指標は平均を大きく下回る。ワールドシリーズでは初めて二塁手をこなすなど、器用な側面も持ち合わせており、空振りの少ないコンタクト能力も魅力だ。ブルージェイズが残留交渉に前向きで、内野手の高齢化が進むドジャースも獲得候補に名前が挙がっている。

ピート・アロンソ

2019年のデビューイヤーに53本塁打を放ち、本塁打王と新人王をダブル受賞。22年には131打点を挙げて打点王も獲得。今季も全162試合に出場するタフネスぶりで、打率.272、38本塁打、126打点をマークした。メッツやレッドソックス、レッズなどが興味を示している。守備範囲は平均以下で、打撃面での貢献に期待。

村上宗隆

日本プロ野球が誇る最強スラッガー。現在25歳、ヤクルトでの8年間で通算246本塁打を記録。2022年にはプロ野球史上最年少の若さで三冠王にも輝いた。獲得には、レッドソックスやヤンキース、メッツ、フィリーズ、ジャイアンツなどが興味を示している。直近では、大谷の古巣エンゼルスも候補に挙がるなど争奪戦の様相を呈しているが、いずれも一塁手としての起用が濃厚。三塁守備にはやや課題があるという評価。

ジョシュ・ネイラー(マリナーズ残留)

5年総額9250万ドルでマリナーズと再契約。今季のトレード期限でダイヤモンドバックスから加入し、チーム24年ぶりの地区優勝に貢献。コンタクト能力に優れ、守備や走塁でも抜け目のないプレーを見せる野球IQの高さが最大の魅力。走力はメジャー下位クラスも、今季30盗塁を記録。

エウヘニオ・スアレス

今季前半戦、大谷とともにナ・リーグ本塁打王を争った強打の三塁手。トレード期限でア・リーグの古巣マリナーズへ復帰。残留の可能性もあるが、本拠地球場との相性が悪く本来の打撃力が発揮できないケースが散見された。左右の守備範囲は平均以下だが、前方へのチャージには強く、ダイナミックなプレーを見せることもしばしば。岡本和真や村上宗隆など、ライバル候補の動向にも影響を受けそうだ。

岡本和真

巨人生え抜きの4番打者が、ポスティングシステムで海外移籍を目指す。プロ野球通算1074試合の出場で、248本塁打を記録。2018年から23年にかけて6年連続で30本塁打以上を放つなど、球界屈指のパンチ力に加えて、高いコンタクト能力も魅力。ヤンキースやレッドソックスなど、強打の三塁手及び一塁手を求める球団が獲得候補に挙がっている。村上宗隆やエウヘニオ・スアレス、ピート・アロンソなど、同ポジションのライバルが多い。

アレックス・ブレグマン

昨季オフ、レッドソックスと3年契約を結んだが、含まれていたオプトアウト権を行使。再びFA市場に参戦した。今季は右大腿四頭筋の張りで約2カ月離脱も、114試合で打率.273、出塁率.360、長打率.462を記録し、18本塁打、62打点をマーク。打球速度は平均クラスも、コンタクト能力に優れ、一発を放つパンチ力も持ち合わせている。三塁守備も堅実。タイガースやマリナーズ、カブスらが獲得候補に。レッドソックス残留の可能性もある。

ルイス・アラエズ

2022年から3年連続で首位打者を獲得するも、今季は打率.292に留まった。二塁手から一塁手へと転向したが、守備力は平均を大きく下回る。長打力には乏しく、大型契約は難しいと見られるが、安打を打つ能力は球界でもナンバーワンクラス。屈指のコンタクトヒッターの新天地は、エンゼルスやジャイアンツ、レンジャーズなどがフィットしそうだ。

■外野手

カイル・タッカー

今季は薬指と小指の間に亀裂骨折を負ったが、136試合の出場で打率.266、22本塁打、25盗塁と安定した成績。外野守備も堅実なパフォーマンスを見せた。28歳という若さも相まって、大型契約が見込まれている。コディ・ベリンジャーがFAとなったヤンキース、球団史上初の連覇を果たしたドジャースなど、多くの球団が獲得を目論む。3日(同4日)には、米フロリダ州ニーデンにあるブルージェイズのキャンプ施設を訪問したと報じられ、争奪戦の様相を呈している。

カイル・シュワーバー

大谷翔平を上回る56本塁打、132打点でナ・リーグ2冠王に。近年は課題の外野守備に就くことはほとんどなく、今季も左翼手としては66イニングの出場に留まった。フィリーズ残留が濃厚とされているが、レッズや古巣レッドソックスなども獲得候補に挙げられている。四球率が非常に高く出塁にも貢献できる。

コディ・ベリンジャー

今季152試合に出場し、打率.272、29本塁打、98打点、OPS.813をマーク。外野全ポジションに加え、一塁手もこなせるユーティリティー性を持ち、守備力もリーグ有数。2019年に年間MVPを獲得後、長期に渡って低迷したため大型契約には二の足を踏む球団も多かった。直近3年間では安定した成績を残しており、外野手獲得を目指す球団にとって、タッカーの次に魅力的な存在。残留を目指すヤンキースのほか、メッツやドジャースなども獲得候補に。

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