
MLB公式サイトは3日(日本時間4日)、ファンから寄せられた移籍市場に関する質問をピックアップ。同サイトのマーク・フェインサンド記者が、それに回答した。今井達也投手、岡本和真内野手、村上宗隆内野手ら日本勢の動向にも言及。新天地候補にも触れた。
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■一塁手、三塁手が補強ポイント
7日(同8日)から米フロリダ州オーランドで始まるウィンターミーティング(WM)。オフ恒例のイベントでは、移籍交渉が活発に行われ、契約締結に至るケースもある。
今回、MLB公式サイトのフェインサンド記者が、その重大局面を前にファンから寄せられた質問に回答。日本勢に関しても見解を示した。
あるファンは「エンゼルスは、ムネタカ・ムラカミやカズマ・オカモトといった選手の獲得に向けて、国際マーケットで派手な動きをするのだろうか。それともザック・ギャレン、マイケル・キング、タイラー・マーリーら投手を獲得し、先発ローテーションを強化するのか」と質問した。
これに対し、同記者は「エンゼルスが、(国内と海外)両方の市場に手を伸ばしても不思議ではない。ロサンゼルスにはまだ先発ローテーションの軸となる投手が必要であり、一塁手、三塁手も補強ポイントであるため、ムラカミやオカモトを狙う可能性もある」と解説した。
■ヤンキースが大胆な投資を準備
また、「ヤンキースがタツヤ・イマイと契約する可能性はどれくらいあると思いますか」という問いには、「イマイがドジャースに行く可能性は低いという事実は、ヤンキースにとってチャンスが広がることを意味する。ただし、ニューヨークをはじめ、彼に興味を持つ多くの球団にとって最大の脅威となるのがジャイアンツだ。ただ、彼らに関する最大の疑問は、先発投手に“6ケタ(年俸数十億円規模)”を費やす覚悟があるかどうかだ。イマイを獲得するには、それくらいの出費が必要になりそうなのだ」と回答した。
その上で「ヤンキースは以前、マサヒロ・タナカ(田中将大)と契約し、ヒデキ・マツイ(松井秀喜)でも大きなインパクトを残した。そんな前例があるため、日本のスターに対して大胆な投資を行う可能性がある」とし、今井とヤンキースの好相性を指摘した。
また、契約時期に関しては「ポスティングされた3人の日本選手(村上、岡本、今井)については、交渉期限の終わりが近づくまでは今のような状況が続くと思う。ただ、もし強力なオファーが来れば、WM中に契約を結ぶ可能性もある」と早々の決断もあり得るとした。
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