
米メディア『ドジャース・ネーション』は2日(日本時間3日)、救援投手が課題だった今季のドジャースについて言及。新たな守護神としてエドウィン・ディアス投手を獲得するよう強く訴えかけた。
今オフの移籍市場には、ライセル・イグレシアスやライアン・ヘルズリー、デビン・ウィリアムズなど多くの救援投手が溢れていたものの、次々に他球団と契約。急激に選択肢が狭まっている状況だ。
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■獲得に伴うデメリットとは………
『ドジャース・ネーション』の公式YouTubeは同日、来季のチーム編成について言及。ハイレバレッジ(厳しい場面)を乗り切れる救援投手としてディアス獲得を熱望した。
ディアスはメッツからのクオリファイングオファーを拒否してFA市場に出ているため、ドジャースが獲得した場合はドラフト指名権を一部失う点、贅沢税超過に絡んだ国際FAボーナスプールの大幅な減額、高額年俸などのデメリットを挙げた上で、「それでもディアスは絶対にナンバーワンターゲットでいい」と強調した。
今季ドジャースの救援投手は、メジャー最多となる657回2/3イニングに登板。故障者が続出した先発陣のしわ寄せと、デーブ・ロバーツ監督の起用法も相まって負担が増加。防御率4.27は全30球団中20位と振るわず、試合終盤での安定感を欠いた。
■「ヒヤヒヤしながらスコットは見たくない」
同メディアのポッドキャストで司会を務めるダグ・マッケイン氏は、「ドジャースがディアスを獲得するべき理由」を掲げて持論を展開。シーズンを通して最後まで大車輪の活躍を見せた山本由伸投手に触れて「あれは奇跡、もう一度やったら腕が壊れる。信頼できるクローザーがいないとまた同じことになる」と指摘。「ヒヤヒヤしながらタナー・スコットは見たくないんだよ」と訴えかけた。
現在32歳のディアスは今季62試合に登板、66回1/3を投げて6勝3敗28セーブ、防御率1.63、98奪三振の好成績をマークしている。世界一軍団に新たな守護神は誕生するのか。
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