
ドジャースからフリーエージェント(FA)になっていたミゲル・ロハス内野手が、1年550万ドル(約8億5000万円)で再契約に合意し、チーム残留が決まった。3日(日本時間4日)、米複数メディアが伝えた。36歳のベテランは来季限りでの引退を表明しており、現役ラストイヤーでワールドシリーズ(WS)3連覇に挑むことになった。
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■引退後のフロント入りも決定的
ロハスは2014年にドジャースでメジャーデビュー。15年にマーリンズに移籍し、22年まで所属。23年からドジャースに復帰した。
内野の全ポジションをこなすユーティリティプレーヤーとして存在感を発揮し、クラブハウスでもリーダー役としてチームをまとめてきた。
米メディア『SBNATION』によると、ロハスは自身の役割について「ドジャースに戻って来た時、誰からも『リーダーになってほしい』とか『メンターになってほしい』なんて言われることはなかった。それはただ、自分がそうなりたいと思ったからで、未来のために自分がどうありたいかというだけだった」とコメント。「現役を終えた後もフィールドに残って、コーチングを続けたいと思っているし、勝利を目指す組織の一員でありたいと願っている」と話していたという。
その言葉通り、米スポーツ専門局『ESPN』は再契約を報じる中で、「ロハスは引退後、ドジャースのフロント入りして選手育成に携わる」と伝えた。
■「とてもワクワクしている」
今季は114試合に出場して打率.262、7本塁打、27打点、OPS.715をマーク。しかし、何より印象的だったのは、WS第7戦での一振り。2-3で迎えた9回表に起死回生の同点ソロを放ち、土俵際からの世界一連覇につなげた。
今回の朗報に接したドジャースファンは歓喜。SNSでは「ロハスとチーム、双方にとっていいニュース」「彼は再契約に値する」「将来の監督候補」「球団は素晴らしい判断」「王様、お帰り」「今オフ、最高のサイン」など帰還を歓迎する声が並んだ。
また、ロハスも自身のインスタグラムを更新。「ロサンゼルスで最後の戦いだ。唯一の目標、(WS)3連覇を果たすために戻ってきたことを報告でき、とてもワクワクしている。2026年が現役選手として最後のシーズンになる。そして ドジャースでキャリアを終えられることを誇りに思う」などと心境をつづった。
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